「自分の知らない世界へ」ウェブ開発未経験からフルスタックエンジニアになるまで

「自分の知らない世界へ」ウェブ開発未経験からフルスタックエンジニアになるまで

エンジニアとして受託開発を中心に幅広く経験を積み、2020年にウィズデスクへ転職。現在は新サービスの開発を中心に、クライアントからサーバーサイドまで、幅広い範囲の業務を担当する大橋さんに、ウィズデスクへの転職のきっかけや入社後のお話を伺いました。

地元と縁のないエンジニアの世界へ

― 本日はよろしくお願いします!まずは自己紹介をお願いできますでしょうか。

実家は最寄りの駅まで徒歩で2時間。遠すぎて駅を使ったことがなく、移動は車を使うのが当たり前。そんなエンジニアの世界とはかけ離れた田舎で生まれ育ちました。

地元の環境は居心地がよかったんですが、都会と比べるとどうしてもコミュニティが限定的で、進路だったり将来設計の視野が狭まっているように感じていて。周りの友人と同じく地元の学校へ進学し、公務員や実家を継ぐのではなく、「自分の知らない世界を知って視野を広げたい」その思いから、地元を離れた私立高校へ進学しました。

その後大学へ進み、最も興味のあったエンジニアのポジションで就職活動をしました。世代的にスマートフォンの普及による世の中の変化を肌で感じていましたし、将来性があって生活に欠かすことができない IT の業界に興味を持っていました。技術への関心も高かったですし、コツコツ努力を積み重ねる作業が得意だったので、エンジニアとして社会人のキャリアをスタートすることになりました。

― 社会人になってからのキャリアを教えてください。

新卒でパッケージ製品の開発やシステムの受託開発を行うソフトウェア会社に入社し、2年間はパッケージ製品の開発、3年目からはプロジェクトリーダーを担当しました。その後、社会人5年目に東証1部上場のソフトウェア受託開発を行う会社に転職しました。

入社後は音声認識アプリケーションの開発や Kubernetes を使用した API サーバーの開発など、当時としては比較的新しい技術を使用した開発を経験しました。技術のスタンダードを考えさせられるプロジェクトにも参加し、エンジニアとしての技術的なスキルアップに加えて、視野も広がったように思います。技術選定に携わることで、どういった技術が世の中にあって、今のシステムには何があっているのかを考えるきっかけになりました。

一方で受託開発の業務では、どうしても顧客都合に影響されてしまったり、プロジェクトの途中から入って途中で抜けてしまい、一貫してプロジェクトに関わることができない。期間が決まっているから、自分の仕事はここまで、みたいな割り切り方がありました。プロダクトの将来を見据えて、中長期で取り組める開発の方が愛着を持つことができるし、エンジニアとしてのやりがいを感じるなと。そう思っていたタイミングで出会ったのがウィズデスクでした。

― 入社を決めた理由を教えてください。

最初は代表の田口から声をかけてもらったんですが、当時まだ社員6名のスタートアップということに加え、結婚も考えていたタイミングだったので、転職にはかなり慎重になっていました。実は詳細の話を聞くまではそこまで転職する気はなかったんです。

実際に話を聞いてみると、まずプロダクトのクオリティに驚きました。サービスデモを見せてもらったんですが、創業まもないスタートアップが開発したものとは思えないクオリティで、一気に興味が深まりました。技術選定に関しても、ただ動けばいいということではなく、目的のために何が最も適切か徹底的に考えて選定しており、開発の方針にも共感しましたね。話を聞けば聞くほど、不安が期待に変わっていき、気づけばすっかりその気になっていました。

また、プロダクトのリリースから1年未満にもかかわらず、すでに多くの導入実績があったことも大きな安心材料でした。セキュリティの観点から、導入のハードルが高い金融機関にも多く採用されているということで、客観的にも本当にいいサービスなんだと自信を持って入社することができました。

積極的にチャレンジするカルチャー

― ウィズデスクに入って大変だったことはなんですか?

ビジネスサイドの視点を持って、先を見据えた判断をしなければいけないことですね。例えば仕様を1つ決めるだけでも、今まではこの機能を追加しよう、といったシステムとしての仕様だけを考えていましたが、このシステムがどのように使われて、どういうリスクがあるのか、ビジネス的な視点を持って、都度深く考えて開発することが大変でした。

特に新サービスを1から作る際には、「こういう機能あったらいいよね」といったアイディアが次から次へと湧いてきて、ついプラスの開発に頭がいってしまうんですが、今の機能をどれだけ安定的に稼働させられるのか、という発想も持ちながら開発に取り組んでいます。

― 入社前に不安だったことはなんですか?

少数精鋭の組織の中で会社に貢献することができるのだろうか、という不安は大きかったです。エンジニアとしてスキルは身についていたものの、ウェブサービスを作った経験はなかったですし、スタートアップではチームワークよりも個人でなんでもやり切るような進め方をイメージしていました。

実際に入社してみると、技術的な成長のために、積極的にチャレンジするカルチャーがありますし、業務は各個人で進めるというよりも、チームで開発方針を話し合って進めるので、1人で悩むことなく業務を進められています。

また、創業まもないスタートアップなので、業務のボリュームには不安を持っていました。実際に入社すると、予想通り業務のボリュームは多かったんですが(笑)、優先順位をつけて、本当に必要な業務のみに注力して業務を進めています。

細かいことでも「この作業は本当に必要なのか」を常に考え、優先順位の高い作業に注力することが、個人だけではなく会社の方針として浸透しているように思います。

― 入社してよかったことはなんですか?

エンジニアとしての成長を日々実感できることです。業務の範囲が広く戸惑うこともありましたが、新しい技術や開発領域に対して、積極的にチャレンジできる環境なので、開発がひと段落すると、必ず新しい知識や経験を得られているな、という実感があります。

元々ウェブ開発の知識がない状況のスタートから、普段の業務をこなし続けることで、気づけばクライアントもサーバーサイドもどちらも1人でこなせるようになりました。未経験の領域に積極的にチャレンジできる環境が1番の要因だと思います。

また、開発の業務に専念できる環境であることもよかったですね。ビジネスチームが技術に詳しいので、細かい問い合わせ以外は基本的にビジネスチームで捌いてくれます。スケジュール調整においても、エンジニアのリソースを考慮したうえで、顧客と円滑な折衝をしてくれるので、プロダクト開発に集中できており、非常に助かっています。エンジニアとセールスがチームとして一体感があることは、会社として大きな強みだと思っています。

― 最後に、今後ウィズデスクでどのような人と一緒に働きたいですか?

何事にも前向きに取り組める人がいいですね。会社の基本的な考え方として、「これはできなさそうだな」ではなく、「どうしたらできるか」「できるための方法を考えよう」というマインドで動いています。未経験の領域にチャレンジする機会も多いので、新しいことにも臆することなく楽しめるマインドをお持ちの方とぜひ一緒に働きたいと思ってます。

また、今はポジションの垣根を超えていろんな経験ができるタイミングなので、フルスタックエンジニアとして経験を積みたかったり、自身の成長を強く求める方にはすごくマッチした環境だと思います。一緒にウィズデスクを盛り上げてくれる方をお待ちしています!